就活は順調に進んでいますか?就活をしていると不安なことがたくさんありますよね。
しかし一人で抱え込んでしまうのは危険です。
なぜなら就活で不安が高まり、面接で自信がない様子を出してしまうと評価が悪くなってしまいます。
そうならないためにも、早いうちに自分の相談しやすい人から相談をしていきましょう。
「相談をする」と言っても誰にどんなこと聞けばいいのかまた困ってしまいますよね。
そこで今回は就活生が誰にどんな相談内容をするのが有効的か、相談相手別に適切な相談内容について解説していきます。
- 「相談はしたいんだけど、これは誰に相談すれば解決するのかな?」
- 「相談できる人が居なくて困っている・・・」
- 「相談内容を言語化できない!」
という方にオススメの内容となっています。
記事を読むことで、適切な人に適切な相談を行うことができ、内定へ近づくアドバイスを得ることができます。
是非、最後までご覧になって不安を払拭しながら就活をしていきましょう。
就活で聞くべき相談内容
まず就活ではどんな内容を相談したらよいか、列挙します。
就活生が相談した方が良いおすすめの相談内容が大きく5つあります。
是非参考にしてみてください。
- 自己分析のやり方と深掘り、客観的な意見
- 業界・企業における詳しい実情について
- 自分の対策における足りない・改善した方がよい点
- 企業の実際に見ている視点や実情
- 大学で学んだことにおける社会への活かし方
相談内容によって相談する人を変えよう
さて、就活でする大まかな相談内容は把握できましたね。その上でより良いアドバイスをいただくためには、相談相手毎に適切な相談内容を選択していく必要があります。誰にでも同じように相談すればいいという訳ではないのです。
ここからは相談する相手別にどんな相談内容をすると良いかみていきましょう。
①大学の先輩
まず身近で話しかけやすい頼りになる存在である大学の先輩に相談すると良いでしょう。
大学の先輩なら、そこまで緊張することもなく、気軽に聞くことができますね。
その上、現在またはつい最近まで就活を行っていた方なので最新の就活における生の情報を得ることができます。
そこで先輩には次のようなことを聞いてみましょう。
- 面接官の反応が良かった伝え方や話した内容
- 現在の大学や学部を選んだ理由の答え方
- 先輩が選んだ業界や企業
- (先輩にとって)自分(あなた)の第一印象と強みだと思うこと
- 就活中のリフレッシュ方法
それでは一つ一つ詳しく見ていきましょう。
1.就活で避けて通れない面接について、実際に面接や選考を経験した先輩の体験談について聞けるのは貴重な機会です。
さらに、どんな受け答えをしたら面接官の反応が良かったのか聞けると一つの参考になりますね。
2.同じ大学の先輩は、共通点として同じ組織に所属している人なので、大学についての質問でどう答えたのか是非聞いてみましょう。
3.先輩が選んだ業界や企業選について聞くことで、自分の業界や企業選びの参考になります。これは、一人の先輩にだけ聞くのではなく、できるだけ多くの先輩に聞いて視野を広げておくとより良いです。
4.先輩にあなたの出会った時の第一印象と今の強みについて聞いてみましょう。これは、他己分析としてとても有効です。
面接官はあなたと初対面になるので、初対面の方にどう思われるているのか客観的に把握することがとても大切です。
また強みについて聞くことで、自己分析では発見できていなかった自身の強みを発見できる機会になります。
5.就活ではどうしてもストレスが溜まるものです。先が見えない中、対策を行っていくので苦痛ですよね。年が近くて就活を実際に行っていた先輩が、就活中にどんなストレス解消法をして乗り越えていたのか聞くことで、自分に合ったストレス解消法の発見となるかもしれません。
また、就活中はどんな生活をしていたか聞くことで、就活や選考中の生活についてイメージを持ちやすいでしょう。
②就活エージェントの担当者
ところで就活生向けに人材会社がサポートするシステムをご存じですか?
求人を出す企業と就職したい就活生を結びつける人材会社。人材会社は企業から紹介料を得ることができるため、就活生からはお金をもらいません。
つまり、就活生は就活エージェントのサービスを無料で利用することができるのです。
エージェントによっては、一人の就活生に担当者一人がついてくれます。
受けられるサポートとしては、
- 企業の求人紹介
- 面接日程などの企業との調節
- エントリーシート(以下ES)の添削
- 面接対策
- 自己分析のお手伝い
- 就活全般の相談
など、就活における各種対策や自分に合った企業の紹介を受けることができます。
その際是非相談や聞いてほしいこととして、
- 企業の見ている視点やポイント
- 就活を思うように進めている就活の生の共通する特徴
- 自分の第一印象で良かった点と直した方がよい点
- 今年の就活状況
一つ一つ詳しく見ていきましょう。
1.エージェントと求人を出している企業は業務上のやりとりがあるため、エージェント側は企業の情報を多く保持し把握しています。
紹介してくれた企業がどんな就活生を求めているかということやその企業が大切にしている、見ているポイントなどを担当者に聞いて選考に活かしましょう。
2.人材会社は、就活サポートのプロであり、これまでにも多くの就活生をサポートしています。そこで得られたノウハウやデータベースがあるはずです。
そこで「○○(担当者)さんが思う、就活を思うように進めている(納得のいくような結果を出している)就活生に共通する特徴はありますか?」と聞いてみましょう。
勉強で成功している人の行動をマネすると、成績があがったりしますよね。
就活でも同じです。きっといいヒントが得られます。
ちなみに私が就活生だった時にお聞きしたエージェントの方は、
「常に情報のアンテナを張っている情報収集力のある人ですかね」とおっしゃていました。
確かに就活では、就活情報サイト、TwitterやInstagramなどのSNSによる有益な情報の獲得がどれだけできるかが非常に重要だと感じます。
情報収集不足であると、自分の興味のある企業に巡り会えなかった、インターンが既に終了していたという機会損失を招いてしまいます。
今思うと、私はこの担当者の方からとても良いアドバイスを頂けたと思っています。是非聞いてみて、かつそれを実践してみましょう。
3.色んな就活生をサポートされている人に自分の第一印象を聞けるというのはとても貴重です。
先ほど、大学の先輩にも同じように第一印象を聞くことをオススメしましたが、先輩とはいえ同じ学生であり、あまり悪い面は言われないと思います。
しかし、良い面だけではなく、直した方が良い点も把握しておくことで面接に活かすことができます。
エージェントの方は、あなたの就活がうまくいくようにサポートをしている存在なのできっと直した方がいいことも教えてくれます。
「選考に活かしたいので、私の第一印象で良かった点と直した方がよい点を教えていただきたいです」と聞いてみましょう。
もし第一印象が弱々しく見えるというネガティブな印象だったのなら、面接当日は自分の思っている以上に堂々と振る舞う必要があります。
4.就活の状況は、大きな変化はあまり無いにしても毎年少しずつ変わっている部分もあります。
特に、昨今は新型コロナウィルスの影響やデジタルの進化、経済の動向に伴い、就活の状況も年度によって様々です。
先ほども述べましたが、人材会社は様々な企業や就活生の情報を保持しています。
したがって、現在の就活の状況や情報を詳細に把握しています。現在の就活生の内定状況や企業の採用状況などを聞くことで、現在の就活の状況を把握できます。
特にコロナ禍での就活は、周囲の状況が見えないことが多いことから不安も抱えやすいと思うので、多くの情報を持っているエージェントの方に確認してみましょう。
③OB・OGの方
自分の興味のある業界で働く方や同じ大学の先輩である方からお話をお聞きしましょう。
自分の興味のある業界に、知っているOB・OGの方がいないという人もいるでしょう。
その場合、同じ大学でなくても自分の興味のある業界や企業の人に聞くことができる「Matcher」というサービスがあります。
また、直接企業の人事部や採用担当者に連絡をとり、OB・OG訪問が可能かどうか問い合わせてみることも有効です。少し勇気のある行動ではありますが、この時にきちんと対応をしてくない・嫌な態度を取る企業は社員のことも大切にしていない企業である可能性が高いです。
OB・OGの方には
- 業界の現在の状況や課題
- 働く環境や働き方
- どのような部下と働きたいか
- 就活当時に意識したこと
- エントリーシートの添削
一つ一つ詳しく見ていきましょう。
1.自分の興味のある業界で働く人であれば、その人は業界のプロ(その業界での勤続年数にもよりますが)です。
したがって通常の業務や業界についてのニュースを普段からアンテナを張っていることから業界における知識が豊富です。そのため業界の現状や課題、動向についてお聞きすることで、業界分析の質が高まります。
2.やはり実際に働いている方から、生の声を聞くことで働くイメージをより鮮明にイメージすることができます。
3.業務をしていて、「このような部下と一緒に働きたい、こんな人がいたら助かる」ということをお聞きすることで、選考で求められる就活生の特徴の潜在的な部分を見つけることができます。
4.自分の興味のある業界や企業で働いている人は、その業界や企業の選考を経て、現在働いている訳です。
選考を通った人からのお話を聞くことで、自身の選考でも活かせる点を見つけて実践していきましょう。
5.時間が許すせば、エントリーシートの添削をお願いさせていただくと非常に良いです。
業界や企業に精通している、企業の選考を通った経験を持った人からの視点で添削してもらえることで、より良い仕上がりが期待できます。
④大学のキャリア支援の方
大学のキャリア支援の方も、学生への支援に関して(人にもよりますが)多くの経験を積まれています。
大学へ通学している場合は、空きコマの時間や授業が終わった後に行くこともできるため、是非たくさんサポートを受けたいものです。
キャリア支援の方には次のようなことを聞いてみましょう。
- 学内に来ている求人
- 卒業生の就職先や体験談
1.2.ともに、お話をお聞きする形だけではなく資料として閲覧することもできる場合があると思います。
先輩たちがどのような業界・企業の選考を受けていたのかを知ることで、自分も同じような業界や企業を目指すモチベーションにもつながります。
さらに、自分の学部からもこの業界に進むことができるという発見も得られると思います。
私の大学では、先輩達の書いた「受けていた業界、選考で聞かれたこと、後輩へのメッセージ」などが一覧となったシートを自由に閲覧できるものがありました。
実際に同じ大学で就活をした人の声を聞けるのでかなり参考になりました。
その他、大学のキャリア支援の方には、自己分析やエントリーシートの添削、面接練習など対策全般を協力してもらいましょう。
就活を始めたばかりでまず何をすればいいか分からないという場合も気軽に相談してみましょう。
⑤大学の先生
大学の先生も身近に聞きやすい存在ではないでしょうか。授業終わりに是非相談をしてみましょう。
- 社会における大学での学びの活かし方
- 同じ学部の人はどんな業界に進む人が多いのか
- 自分の強みと弱み
一つ一つ詳しく見ていきましょう。
1.大学の先生はその学部の学問について熟知されている方々です。その視点から、学部での学びがどう社会で活かすことができるのかを聞いてみましょう。 学部生だと、その学問について社会でどう活かせるかまでは考えきれない人も多いと思います。
その学問について詳しい先生から聞くことで、面接などでも焦らず論理的に「学んだことから企業に入社をした際にその学びをどう活かすことができるのか」を答えられるようになります。
2.大学の先生(その大学での着任歴にもよりますが)も多くの学生を見てきて、どんな業界に進む学部生が多いのかは知っているはずです。
様々な業界に進むことができるような学部もあれば、ある程度決まった業界に進む人が多い学部など様々だと思います。
特に就活を始めたばかりの時に、 このようなことを知っておくことで、今後就活の方向性についての見定める参考になります。
⑥親
大学の先輩以上に一番聞きやすい存在である、親。
一人暮らしをしていて直接聞けないという方もいるかと思いますが、電話やメッセージでの確認でも良いです。
家族には
- 小さい頃の自分について
- 生き生きしている自分は何をしている時か
- 自分の癖について
- 自分が大きく成長した経験について
を聞いてみましょう。
上記のような主に自己分析の一助となることを聞いてみると良いですね。
特に親は幼少期から自分のことを見ているので、あなたの価値観や癖、どんな経験によってあなたが大きく成長を遂げたのかよく理解している存在であります。
自分では気づいていなくても、あなたを大切に育ててきた親にはよく見えていることがきっとあります。
あなたのモチベーションの源泉やこれは嫌だ・苦手だと思うこと、どういう環境で成長をすることができるのかということを知ることで、就活の軸や自己分析の深掘りができます。
しかし、注意したいのは就活におけるテクニック的なことや仕事・企業選びについて聞くことです。
親の就活をしていた際の就活状況とは大きく異なっていることがあるため、テクニックについて聞いても現在の就活における人事が見ているポイントが合致していない可能性が大いにあります。
また、仕事や企業選びは一つの参考として聞くのはよいかもしれませんが、その業界で仕事をしている人でない限り、知っていることは限られているもしくは間違った情報であることも考えられます。
さらに働くのは親ではなく自分ですので、親がいいと思う業界や企業が選んでも自分が納得していなければ自分が働いていて苦痛になってしまいます。
テクニック的なことや業界・企業のことは、エージェントの方や業界の最前線で働くOB・OGの方、企業の人事の方に聞きましょう。
~就活の相談、誰にどんな内容を聞くべき?~ まとめ
いかがでしたか?
今回は就活における相談について相談相手毎にどんな内容を相談すると良いかを解説してきました。
相談相手に適切な相談内容をすることで、的確なアドバイスを得ることができます。まさに適材適所です。
そしてその相談したことに対するアドバイスをインプットすることと実践に繋げることが大切です。
是非一人で抱え込まず、多くの人に相談をして納得のいく就活にしていきましょう!