面接やESで、自己PRと長所どちらも問われて、
- 「え!自己PRと長所って何が違うの?」
- 「自己PRと長所、同じエピソードになっちゃうけど大丈夫なの?」
と疑問や不安を抱えていませんか?
そんな方に向けて本記事では自己PRと長所の決定的な違いを解説していきます。
本記事を読むことで、面接官の意図を汲み取った適切な自己PRと長所を伝えられるようになります。
結果として内定をもらいやすくなり、理想の生活を手に入れるチャンスをつかむことができます。
私自身、自己PRと長所の決定的な違いを理解したことで、6社の企業から内定を得ることができるようになりました。
最後までご覧いただき、自己PRと長所の違いを理解した上で、磨きをかけていきましょう。
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OfferBox自己PRと長所の決定的な違い
自己PRと長所、どちらも自分自身の優れている点において共通しているのですが、決定的な違いとして伝え方が異なります。
自己PR
自分の優れている点(強み)を用いて企業の利益にどう貢献することができるかということをアピールする。
長所
自分の性格や人柄で優れている点を伝える。
自己PRでは企業があなたを採用するメリットはどんなことがあるのかを明確化して伝えなくてはいけません。
なぜなら「自己PR」の「PR」とは、「パブリックリレーションズ」の略で、以下のような意味があります。
パブリックリレーションズ(Public Relations)とは、組織とその組織を取り巻く人間(個人・集団)との望ましい関係を創り出すための考え方および行動のあり方である。
https://prsj.or.jp/aboutpr/
つまり、
「組織(企業)とその組織を取り巻く人間(社員になるであろうあなた)との間で望ましい関係を創り出すことのできる考えや行動が自分にはあって、それを具体的な○○という仕事に落とし込むと利益を上げることができます。」
「だから御社は私を採用するメリットがあり、望ましい関係を築くことができますよ」ということを提示することが必要なんです。
記事を作成する際に参考にしたサイトはhttps://prsj.or.jp/aboutpr/です。(参考:公益社団法人日本パブリックリレーションズ協会 パブリックリレーションズとは 2022年2月9日)
自己PRおける面接官の質問意図と適切な答え方
自己PRと長所の決定的な違いは理解していただけたと思います。
では、より深掘りして自己PRと長所を聞く面接官の質問意図について解説していきます。
まずは、自己PRから見ていきましょう。
自己PRにおける面接官の質問意図
自己PRにおける面接官の意図
この就活生を採用することで、自社の利益に貢献してもらえるか
という就活生を採用する自社のメリットが質問をする意図となります。
面接官の意図に沿って適切に伝えるには?
自社で利益を出してもらうには、その企業が求めている人材や活躍している人と同じような強みを持った人である必要があります。
さらに、強みの結論部分だけではなく、
自身の強み+その企業で強みをどう活かすことができるのか
まで伝えてアピールする必要があります。
自己分析で自身の強みを把握しつつ、企業の仕事においての活かし方まで的確に把握しているため、高く評価されます。
自分の強みを仕事にどう活かしていけるのか考えて行動するというこの能力は、入社後も必要なものになります。
長所における面接官の質問意図と適切な答え方
続いて長所を聞く面接官の質問意図について解説していきます。
長所における面接官の質問意図
長所における面接官の意図
- 自社の仕事や社員と適性があるか
- この就活生は自己分析をしっかりと行えているか
という採用する就活生が、自社で長く続けてくれるかどうかを見極めるために質問する意図があります。
面接官の意図に沿って適切に伝えるには?
長所では自己PRのように、企業への利益に貢献できるというアピールをする必要はありません。
しかし、就活生の持つ長所が自社の仕事や社員と合う人材を採用します。
したがって、企業の求める人材やその企業にはどんな社風があるのかを把握した上で長所を伝えるようにしましょう。
自己PRと長所を適切に伝えるための注意点[例文もあり]
自己PRと長所を適切に伝えるために、共通していて意識したい注意点を解説していきます。
ESを書いた後や面接練習中に是非確認してみてください。
自己PRと長所を適切に伝えるための注意点
- 結論から話す
- 抽象的な結論にならないようにする
- 企業と合わない自己PRや長所は避ける
- エピソードは自己PR・長所それぞれで用意する
- 自己PRや長所内で優れている点は1つに絞る
- 自己PRと長所に一貫性を持たせる
結論から話す
自己PRや長所に限ったことではないですが、結論から伝えることはとても大切です。
エピソードを散々話した後に結論を伝えると、聞き手である面接官は要点を抑えた上でエピソードを聞くことができません。
エピソードを詳細に伝えて、結論をしっかり言語化できていないのはNGです。エピソードは伝えたものの、「それで結局何があなたの優れているところと言えるの?」とあなたの優れている点を把握することができません。
せっかく素晴らしいエピソードでも、あなたの優れている点を面接官が把握できなければ採用する側として採用した時のメリットが感じられないため、不採用になってしまいます。
抽象的な結論にならないようにする
自己PRや長所の結論として、抽象的なものにならないように注意しましょう。
例
自己PR(抽象的):私の強みは責任感があることです。
↓
自己PR(具体的):私の強みは一度決めたことは最後までやり抜く責任感があることです。
長所(抽象的):私の長所は気配りを行えることです。
↓
長所(具体的):私の長所は相手の立場に立って行動する気配りを行えることです。
具体的に伝えることで、以下2点の利点があります。
- 結論の段階で、どんな強み・長所なのか把握できる
- 他の就活生との差別化・あなたなりのオリジナル性が生まれる
企業と合わない自己PRや長所は避ける
受ける企業の職種と全く合わない自己PRや長所は、自社との適性が合わないと判断され、不採用になってしまします。
いくつか強みがある場合は、受ける企業の求める人材像に一番近いものを選択するようにしましょう。
受ける企業に自分の強みや長所が全く当てはまらない場合、受けることを考え直した方が良いです。
決して受ける企業に合わせるというのは良くありません。
自分に当てはまらないということは、エピソードがないことになるので選考で、上手く伝えられません。
かつ、選考が通ったとしても働く中で自身の本来の強みや長所を活かすことができない上、自分に合った環境ではないため、働いていて自分がつらい思いをすることになってしまいます。
エピソードは自己PR・長所それぞれで用意する
自己PRも長所も自分の優れている点なので、同じエピソードが思い浮かぶかもしれません。
しかし、同じエピソードだと、あなたについての知る場面が一面少なくなってしまします。
それぞれ異なるエピソードを提示すれば、それぞれで聞かれることも多く、あなたのことを多角的に見てもらうことができます。
自己PRや長所内で優れている点は1つに絞る
自己PRや長所内で優れている点をいくつもあげるのはNGです。
例
- ×私の強みは、継続力、周囲を働きかける力、傾聴力があることです。
- ×私の長所は、気配りができる、計画的に物事を進めることです。
複数挙げてしまうと、面接官はあなたがどんな人なのか分からなくなってしまう上に、「自己分析ができていないのでは?」と思われてしまいます。
いくつも自分の優れている点がある場合は、その企業でならどの強みや長所が一番評価されるか判断し、選定していきましょう。
自己PRと長所に一貫性を持たせる
自己PRと長所には、伝え方に決定的な違いがありました。
しかし、どちらもあなたの優れている点に変わりはありません。
したがって、自己PRと長所がかけ離れている・矛盾していると信憑性が薄く、あなたについて理解をしてもらえません。
NG例
- 自己PR:私の強みは新しいことに対して躊躇せずに進めるチャレンジ精神があることです。
- 長所:何事にも慎重に用意周到に行うことです。
自己PRと長所の見つけ方
自己PRと長所は自分の優れている点ですよね。
しかし、「自分の優れている点なんて思いつかない!」という方もいらっしゃるのではないでしょうか?
そんな時は是非次に紹介する方法で探していくとあなたの優れている点を見つけ出すことができます。
自己PRや長所の見つけ方
- 適性診断を受ける
- 企業の求める人材を見て自分に当てはまる点はないか考える
- 過去の出来事から自分が果たした視点で見てみる
適性診断を受ける
自分で強みを見つけるというのは、中々難しいものです。
そこで適性診断を受けて客観的な視点を手に入れましょう。
客観的な視点から自分では気づかなかった優れている点に気づくことができます。
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OfferBox企業の求める人材を見て自分に当てはまる点はないか考える
企業の公式ホームページや採用ページに「求める人材像」を掲げています。
企業の「求める人材像」に自分を寄せる必要はないですが、思いつかない場合はそこに掲げてある人物像が自分にも当てはまらないか照らし合わせて見ましょう。
思わぬ時に自分に合った企業を見つけることができるかもしれません。
過去の出来事から自分が果たした視点で見てみる
過去には様々な経験をしてきていると思います。
その出来事について、以下のような質問を問いかけてみてください。
- どんな出来事で結果はどうだったのか
- 結果を出すのに自分のどんな良いところがあったのか
- 失敗していたとしたらその次にどんなアクションを起こしたのか
- その出来事は今も継続しているのか
- 自分の役割は何だったのか、その役割としてどんなことを行い、貢献したのか
と多角的に過去の出来事を考えてみると、自分の優れている点が見つかってきます。
~自己PRと長所って同じじゃないの?違いをわかりやすく解説!~まとめ
いかがでしたでしょうか?
自己PRと長所はどちらも自分自身が優れていることという点では共通しているのですが、伝え方が決定的な違いでしたね。
違いや面接官の質問する意図を理解して答えるのと理解しないでなんとなくで答えるのでは、相手への伝わりやすさが全く変わってきます。
違いが分かったところで、早速自己PRや長所となる自分の優れている点を探していきましょう!
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