学歴フィルターか?マイナビによる就活生への大東亜以下メールに物議

マイナビが一部の就活生に対して送信したメールに物議を醸しています。

一体どんなことが起こったのか、マイナビの対応やツイッターでの反応について見ていきます。

今回の事態の詳細

今回物議を醸した事態は、マイナビの事務局がメールの件名に「大東亜以下⑨」と記載されたまま一部の就活生に送信してしまったのです。

実際送られてきたメールがこちらのようです。

(Twitterより引用)

東急ストアのインターンシップの募集メールで、所属大学は関係なく首都圏のユーザー約1万6000人程に送られたようです。

東急ストア側は、学生を学歴フィルターをかけるような依頼はしていないとしています。

大東亜とは?

そもそも大東亜とはどういう意味なのか解説します。

大東亜帝国とも言われることが多いのですが、大学を同じような地域や偏差値の区分として使用される言い方の内の1つです。

他の大学群として使用されるものとして日東駒専やMARCHなどが挙げられます。各大学の頭文字を取っています。

大東亜帝国だと、

  • 大→大東文化大学
  • 東→東海大学
  • 亜→亜細亜大学
  • 帝→帝京大学
  • 国(國)→国士舘大学(國學院大學)

を示します。

大東亜以下⑨の「⑨」とは?

今回のメールの件名には、大東亜以下⑨と記載されていました。⑨とは一体何を意味しているのでしょうか。

マイナビ側は、⑨はキャリアアドバイザーの人数が9人という意味を表わしているとのこと。

また大東亜以下というのは、就活生の人数を分ける便宜上の区分として使用されていたと言います。

しかし、単に人数を分けるのであれば大学名で分ける必要はあったのかという疑問や「以下」という言葉を使用しており、偏差値で区分していることは否めません。

マイナビの対応

今回の事態に対するマイナビの対応は以下の通りです。

  • 事実関係を認める謝罪と再発防止のコメントをした。
  • 学歴フィルターは否定した。

事態が起きた理由

事態が起きてしまった理由としてマイナビは以下のように示しています。

  • 別業務で行っていたタイトルを誤ってコピーアンドペーストしてしまった。
  • 本来複数人で確認を行うところ担当者が怠ってしまった。

マイナビの企業理念

就活サイトと言ったらマイナビは有名で、就活生の多くが利用をしていますよね。

マイナビが起こしてしまった今回のメール。

マイナビの企業理念の1つに以下のことがあります。

「わたし」の⽇常に、

当たり前に寄り添うということ

マイナビというコーポレートブランドには「わたしの(=マイ)ナビゲーター(=ナビ)になりたい」という想いが込められています。
ユーザーである「わたし」の⼈⽣に寄り添い、⽇常⽣活のあらゆるシーンで「わたし」を⽀える存在でありたいと願っています。

企業理念・マイナビブランド – 株式会社マイナビ (mynavi.jp)

記事を作成する際に参考にしたサイトは、https://www.mynavi.jp/company/philosophy/です。(参考:株式会社マイナビ「企業理念・マイナビブランド」企業理念 2021年12月6日)

「わたし」という1人1人に寄り添いたいという思いがある一方で、今回のような大学名で就活生を区分していたと思われてしまうような事態を招いてしまったことに残念な印象を受けました。

ツイッターでの反応は?

ツイッターでも様々な反応がありました。その一部を見ていきましょう。

(Twitterより引用)

私が就活生に伝えたいこと

今回の論点としては、学歴フィルターがどうこうというよりかは就活生と企業を結びつけるマイナビによるミスで、就活生に不安を与えることをしてしまったということだと思います。

しかし、現在就活をしている側からすると、やはり学歴フィルターは存在しているのかと不安を抱えてしまうニュースでしたよね。

私自身去年から今年の5月頃まで就活をしていて、学歴フィルターについて感じたことはあったのかというお話をしていきます。

実際、あるエージェントの開催する就活イベントで早慶の学生のみのイベントがあることを見て少なからず学歴フィルターがあることは感じました。

私は偏差値47~50程度の大学で、時には周りが自分より偏差値の高い大学へ通っている人たちが多いと、自分で勝手に劣等感を抱くこともありました。

しかし、私の大学でも一般的に採用倍率の高い企業に内定を得ている人もいます。一部の企業で大学による学歴フィルターをかける企業もあるようですが、少なくなってきているというのが現状のようです。

選考の初期段階にSPIなどの適性検査を設けて、学歴フィルターではなく学力フィルターをかけることはあります。確かに私が就活をしていた時にも、大体面接の前の選考として適性検査がありました。

学力の適性検査はきちんと対策をすれば高得点も目指すことができます。面接も同様です。

またどの大学に通っていても、前向きに目的を持ってその大学に通っている方も多くいるはずです。あなたの大学での活動や学び、努力はどこかで誰かに必ず評価されます

~学歴フィルターか?マイナビが就活生への大東亜以下メールに物議~まとめ

物議を醸している、マイナビが一部の就活生に対して送信したメールについて解説してきました。

学歴フィルターが全く無いとは言い難い現実がありますが、学歴フィルターをせず就活生1人1人を見て適性を判断する企業が多くあることも事実です。

引き続き頑張りましょう。

記事を作成する際に参考にしたサイトは、https://www.excite.co.jp/news/article/Itmedia_business_20211207162/です。(参考:exciteニュース学歴フィルター“疑惑”のメール誤送信、マイナビが「学歴による選別」を否定 「大東亜以下➈」の意味も明らかに 2021年12月6日)

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